用途は同じでも金額の異なる材料
日々の診療で使用している医療材料には、同じ用途でも価格が大きく異なるものが少なくありません。「慣れているから」「以前からこのメーカーだから」といった理由で選び続けていると、気づかぬうちにコストが積み重なります。
経費削減というと“質を落とす”印象を持たれがちですが、本来は同じ品質をより適正な価格で得ることが目的です。滅菌ガーゼや手袋などの消耗品は、一定の品質を保ちながら価格の見直しが可能です。
まずは、現在使用している材料の単価や仕入れ先を比較し、同等品質でより安価な製品がないかを検討してみましょう。小さな見直しの積み重ねが、医院全体の経営改善につながります。