引退の選択肢
“引退”の4つの選択肢
診療所を個人で続けてきた院長が引退を考える際、主な選択肢は4つに分けられます。まず最もシンプルなのは 「廃業」。各種届出や契約の整理は必要ですが、比較的スムーズに事業を終えることができます。
次に注目されているのが 「医院売却(M&A)」。後継者不足が進むなか、医院としての価値をそのまま引き継いでもらえるため、譲渡益を確保できる点が大きな魅力です。医院の形を残したい院長には 「事業承継」 が向きます。売却より簡易で、地域医療や従業員の雇用を守りながらバトンを渡せます。また近年増えているのが、医院を譲った後も非常勤で働く 「段階的引退」。急がず収入を保ちつつ、新院長に診療を引き継ぐスタイルです。
何を優先するかで選ぶべき道は変わります。引退は終わりではなく、新しい生活をどう始めるかを考える重要な節目です。弊社がサポートさせていただいている診療所の先生がたには引退方法も含めて事前に話し合い、今の診療に集中できる環境を提供させていただいております。